中国五大麺料理・五、最後の大物!

中国五大麺料理の中で、日本人にはほとんど知られていない、というより、中国人でさえ知らない五大麺のひとつ、最後の大物「熱干麺(ルゥガンミェン)」。

今から百年ほど前にこの麺を初めて作ったのが、武漢の「蔡林記」という店。食べに行きました、武漢まで。中国中部の大都市・武漢市は、成田から北京経由で10時間25分。(写真は「蔡林記 戸部巷店」)

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これが中国五大麺料理、蔡林記の「熱干麺」。元祖の姿!

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特徴は……

(1)汁なし麺。(2)麺はあらかじめ茹でた麺に油を絡めて冷まし、食べる直前に湯通しで温め直す。これが熱干麺の名の由来にもなっている。(3)たれは濃いめの醤油だれ少々と、特徴である「黒練りごま」だれをたっぷり! さらにラー油も少々。(4)具はザーサイなどの漬け物の粗みじん切りを1種から3種トッピング。(5)さらに青みとして、小ねぎの小口切りをパラリ。中国で麺の薬味として一般的な「香菜」ではないところが個性的。

料理というより軽食のジャンルになる熱干麺。だからどの店も、使い捨ての紙カップを使用してるのだ。

 

別の店の熱干麺も、ご覧の通り紙カップ入り。蔡林記は漬け物が3種入っていたが、ここは1種を多めにドバッ。

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作り方はご覧の通り。竹笊に入れた麺(あらかじめ茹でてある)を小さなザルに一人分入れ、湯で温め直し。大雑把に湯切りして器に入れ、タレや薬味を匙でチャチャッとトッピング! 一丁出来上がり。

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軽食だから、熱干麺のお店はだいたいこんな感じ。朝食に食べる人が多く、晩ご飯はんのイメージではない。日本の「立ち食いそば」の感覚に近いかも。

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この店はねぎがセルフサービスだった。たっぷりのせて、ついでに唐辛子ものせてやったゾ。一杯5元(約80円)。

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これまた別の店の熱干麺。各店の味の違いはタレにあり。この店は、黒ごまと白ごまをミックスしたような、やや甘めのたれがかかってる。

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道ばたのテーブルで食べるような熱干麺の店もあり。熱干麺以外の麺料理も作っている店が多く、その場合、他の麺料理にトッピングする具を、好みで(勝手に)のせることも可。茹でインゲンの和え物をトッピングしてみた。

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で肝心の「熱干麺」の味はといえば……

「麺は茹で置きのスパゲティみたいな食感。洋食屋のナポリタンの麺好きなら、きっと大好き!」

「こってりした練りごまのたれが、コクと強めの香りで個性的。ごま好きにはたまらない」

「熱々をワシワシとしっかり混ぜ、たれを充分にからませて一口、、、うまーい!」。

と今になって身にしみるこの旨さ。最初の一杯目はそれほどとは思わなかったが、二杯、三杯と食べるうちに虜になる。最後は、熱干麺と別れたくない、日本に帰りたくない、と思うほど大好きに。

なので、こんな袋麺、インスタント(方便面)の熱干麺をトランクにいっぱい詰めて帰国したわけです。

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2015-09-02 | Posted in コラムComments Closed 

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